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音の出る絵本 : ミキハウス
最終更新日 2010/02/22
想像力の翼を大きく広げて・・・
親子の絆、豊かな感受性を育む絵本作りからスタートした、ミキハウスの出版事業。
名作童話やオリジナル絵本など、さまざまなタイトルを出版しています。
大人気シリーズ『音の出る絵本』の中でも、特に人気なのが、「ピアノ」と「たいこ」。
お子さまの興味・関心を高めると共に、親子のコミュニケーションにも一役買っています。
ミキハウスの出版事業は、1987年に始まりました。
温かな親子の絆
と、
子どもの豊かな感受性
を育む絵本作りからスタートし、
若者を対象とした夢の実現
や、大人のための子育て、
新しい家族のあり方を提案する書籍
なども出版しています。
これまでに、名作童話やオリジナル絵本など、
世界中のアーティストや作家とのコラボレーションで
250を超えるタイトルを出版
。
子どもたちの創造性を高め、親子のコミュニケーションが
深まる内容を目指しています。
『音のでる絵本』や『しかけ絵本』、『シール絵本』や『おふろ絵本』、
『えほんずかん』
など子どもたちが親しみやすい絵本も充実。
アイデアがいっぱいつまった『音の出る絵本』シリーズは、
メロディや歌声はもちろん、動物の鳴き声や乗り物の音、
身近な生活にある音が、絵本のストーリーに合わせて
ボタンを押すと流れるなど、子どもたちに大人気のシリーズです。
そんな『音の出る絵本』シリーズのベストセラーは、
『ポカポカフレンズのおんがくえほん』の、20曲の楽譜付きで、
楽譜に合わせて楽しく弾ける「ピアノ」
と、
左右異なる音を楽しめる2色のたいこを、
お手本に合わせてゆかいにたたける「たいこ」
。
どちらもテンポ・ボリュームが変えられ、15曲の自動演奏入り。
さらに、ライトが光り、お子さまの興味・関心も抜群に高まります。
お子さまの成長段階に合わせて、絵本や書籍を通じて、
子どもの心身の健やかな成長をサポートし、
子どもたちが想像力の翼を大きく広げてくれることを願っています。
体感する“笑顔づくり=ものづくりの原点”
-絵本を通してコミュニケーションを作り出す
営業統括本部 出版部
田中 麻衣子 / Maiko Tanaka
1984年6月16日生まれ。立教大学文学部教育学科を卒業後、ミキハウスに入社。以来、出版部で、企画から制作、制作原価交渉や生産・品質管理に営業、販促まで、アイデアが商品として生まれてからお客様の手元に渡るまでの一連のプロセスを経験。入社して翌年の4月には、2冊の大型新刊『音の出る絵本』、「ピアノ」と「たいこ」を作り上げ、空前の大ヒット商品に!大学時代ラクロス部に所属し、関東ラクロスリーグで優勝、ラクロス全日本選手権大会準優勝を果たしたそのガッツで、新たなアイデアで出版部に刺激を与え続けている存在。
バブルの全盛期の中、ブランドビジネスの一翼として立ち上がった出版部。
女性の社会進出が進み、親と子のコミュニケーションが希薄になりつつあった時代だった。
そして現在。
親子のコミュニケーションを基軸として、子どもの笑顔を第一に考えてきたミキハウスが、新たなチャレンジに取り組み始めた。
「子どものことはすべてやる」
「面白いと思うことを実現する」
出版部だけでなく、ミキハウス全体に通じる信念。
そんな信念の下、田中の挑戦は突如始まる。
「やってみる?」
そんな一言から始まる、スピード感たっぷりの開発。
そして、こだわり抜いた開発の後に、そのこだわりを伝える営業。
若き挑人、田中の、そしてミキハウス出版部の、ものづくりにかける想いを追う。
【新分野進出へ!根底に流れる新分野への想い】
1987年、子ども服を中心に展開してきたミキハウスから、
新たなアイデアが生み出された。
「絵本を作ってみよう」
子ども服と同じスペースに、絵本が並べられる。
服と同じように、絵本も子どもの笑顔を作りだす。
創業以来
「子どもをとりまくすべてを手がけていく」
という理念のもと、
商品を通じて、子どもの豊かな表現力や発想力の成長を応援してきたミキハウスは、
次なる展開として、絵本に目をつけたのだ。
服の場合、お母さんとの対話がメイン。
けれども、絵本であれば、お父さんや、
子どもを取り巻くすべての人たちとのコミュニケーションを図る
ことができる。
嵐のように始まった絵本出版企画。
当時、出版部に配属されたのはわずか2名。
社内に知識もノウハウもない中で、名作絵本と言われる「読み聞かせ絵本」の出版にこぎつけた。
【突如やってくる新しい時代の幕開け】
出版部の立ち上げから3年、一人の男が出版部に配属になる。
現 出版部部長の佐藤だ。
何とか、絵本を出版するのにこぎつけたものの、業界内で知名度など全くない。
さらに社内的にも苦境に立たされた出版部で、どのようにしたら絵本が売れるのか、
何を題材にすれば売れるのか、悩みに悩んだ。
「まだ、会社からの奨学金の返済をしているような感じです」
と笑いながら話す佐藤の顔には、当時の苦労を微塵にも感じさせない強さが映っている。
そんな佐藤は、出版部で腕をならし、出版部の部長になった。
佐藤が培ってきた出版部でのノウハウを、次代へと引き継ぐ。
そんな想いの下、2007年春出版部に新入社員として配属になった田中に声をかけた。
「
『ピアノ』と『たいこ』やってみる?
」
「
はい、やってみます!
」
入社半年の田中は、躊躇することなどなく二つ返事で了解した。
ミキハウスが音の出る絵本を刊行し始めたのが2000年。
田中が開発を始めた2007年の秋には、すでに他の出版社からも多くの種類が出されるようになっていた。
そのような状況の中で、「ピアノ」「たいこ」という“ありふれた”テーマで「いままでに無い商品」を開発する。
他社との差別化につながるポイントはどこなのか・・・
手探りの状況の中、こうして、出版部の新たな時代が始まった。
【理想と現実の狭間での葛藤から生まれる意志】
田中は、自分が盛り込みたいアイデアを思いつく限り出せるだけ出した。
ミキハウスの絵本は、ギフトラッピングやディスプレイ、自宅でのお片付けがしやすいよう、
統一されたサイズのルール
がある。
その限られたスペースの中に、自分のアイデアをどう盛り込んでいくのか。
入社半年足らず、学生時代はスポーツに明け暮れていた田中には、知識やノウハウ、ましてや人脈など全く無い。
あるのは、創業以来、綿々と継承してきた「
ミキハウススピリッツ
」と、
「
良いものを作りたい
」というシンプルで強い想いだけだった。
だがしかし、現状の規格サイズルールでは、どうしても自分の思ったものを作ることができない。
同じサイズで作り続けてきた理由も納得できる。だが、スペースに限りがあると言うだけで妥協はしたくない。
今までのスペースを基準にしながら、何とかならないものか・・・
「横に長くすれば良いんだ!」
そうすれば「ピアノ」の鍵盤の数を多くできるし「たいこ」は2つ叩くボタンを入れられる。
「これなら、先輩達を説得できる!」
ようやく、大きさが決まった。
今度は、考え抜いた案をもとに、音が出るモジュールを請け負っている会社と、まさに二人三脚で、曲目や音色、効果音など、
あらゆる音のパターンを出してもらい、一緒に吟味していく。
また同時に部内で、商品全体のイメージを膨らませ、そしてその途中で新しいアイデアが生まれてくる。
盛り込みたいアイデアであっても、売価と原価や納期の関係上、難しい機構もある。
また、言うまでも無く
全て一番、良いものを
。そして、企業にいる以上「売れるもの」を作らねばならない。
子どもが手にするものだからこそ、
安全・安心な絵本
でなければならない。
子どもだから投げたり、落としたりするのは避けられない。
ミキハウスでは、絵本であるにも関わらず、耐久、対ショック、耐冷熱など、さまざまなテストを工場に課している。
安全・安心な絵本であることはもちろん、田中には別の緊張感があった。
「生まれて初めて手にする絵本が、自分の手がけたものになるかもしれない。」
だからこそ、音から受ける子どものイメージのふくらみや、子どもにとっての「遊びやすさ」、
デザインやモジュールの内部構造にまで、深くこだわった。
そうして苦しんだ分、田中にしかできない「ピアノ」と「たいこ」が完成した。
しかし、ただ、作っただけでは自己満足で終わってしまう。次は、お客様に手に取ってもらう仕掛けが必要になる。
一つの絵本に対して、一人が最初から最後まで担当する。これがミキハウス出版部の流儀。
田中の頭は休むことなくフル回転していた。
【コミュニケーションの輪を作る-アクションからリアクションを!】
ミキハウスの絵本は、ミキハウスショップだけではなく、日本中の書店でも取り扱っている。
軒数でいえば書店の方が圧倒的に多い。
製造の最終チェックが完了し、納品されるまでの間に、田中はサンプルをもって書店量販店のチェーン本部をまわる。
競合他社がひしめく書店の店頭で、いかに広いスペースを「ピアノ」「たいこ」のために獲得できるかが勝負だ。
納品が完了されると、早速、店頭にならんだ自分の作品を確認するために店舗をまわる。
自分が手がけた作品を手にしたときの子ども達の笑顔。
それこそが、今までの苦労を帳消しにしてくれる、最も幸せな時間だ。
幸福感に浸っているのもつかの間、田中は「出版部員」として「売れる」ための話をショップスタッフにしはじめる。
ただ、絵本を置いてもらうようにお願いするだけではなく、
その店舗の売上に貢献する
ことが、大前提だ。
すでにミキハウスの絵本は、直営店舗で「売れるアイテム」として欠かせない商品となっていた。
ギフト商品として手に取ってもらいやすい知名度・安心してもらえるだけのスペックは備えている。
また、音が出ることによって、子ども達は親しみを覚えやすい。
自信を持って世に出したとはいえ、大きく育てていくのはこれからだ。
「商品を説明するようなPOPがあると手にとって頂けやすいのではないか?」
そんな言葉を聞けば、すぐにアイデアを取り入れて部内でPOPを作成し、実施店舗の反応をチェックした。
良いキャンペーンの仕方なら、他の店舗でも活かす事ができる。
今までも、同じような流れで、さまざまなPOPやフェアの提案をしてきた。
自分たちでできることを、まずは形にしてみる。
このような小さな積み重ねによって、ショップスタッフの商品に対する愛着・こだわりをさらに膨らませることができる。
作るのは出版部、けれども最前線でお客様に接しているのは各ショップスタッフ。
スタッフがいるからこそ、出版部は新しいものを作り続けることができる。
その感謝の気持ちを伝えるため、そしてお客様からいただいた「生」の声、
時には厳しい「身内」だからこその意見を聞かせてもらうために田中はショップを回る。
そんな田中に流れるミキハウススピリッツを、佐藤は心地よさそうに見守る。
そんな地道な活動、チーム連携の下、田中の「ピアノ」「たいこ」は、
1年半たらずで計40万部を刊行する大ヒット商品
となっていった。
【ものづくりの原点に立ち返る瞬間-ものづくりとは笑顔づくり】
ミキハウスが出版する本には、すべて裏表紙に、担当者の氏名が記載されている。
それはすべてのミキハウスの絵本に統一されたルール。
そうすることによって、担当者にとっては、自分が開発した絵本に対する思い入れが深まり、
実際に手にされたお客様にとっては、安心を感じることができる。
また、佐藤が手掛ける宮沢賢治絵本のシリーズも、挿絵を担当するアーティストを全作品変えるという、
通称「2度づけ禁止:串かつルール」を作ったり、と
遊び心が満載
だ。
音が出る、新しい企画をする、名作絵本を作りだしていく。
音を担当する田中、名作絵本を担当する佐藤など、出版部員それぞれの担当は違えど、
お互いの仕事内容を把握しながら、様々なミキハウスの絵本を作りだしていく。
「理屈なんて、後付けでいいんです」
そう語る佐藤と、大きくうなずく田中。
直感を信じて、自分が良いと思ったものを、そしてその良さを伝えていく。
それが、使う人たちの心に響く、本当に良いものを作りだす。
日々、世界中の親子の笑顔をイメージしながら、なおかつ、自分たちの楽しいと感じるものを形にして行くミキハウス出版部。
出版部の中で、田中は新しい風を作りだし、それをさらに大きくし始めている。
出版部を取り仕切る佐藤のノートには、今後進めていく企画が埋められている。
「色々ありすぎて、わからなくなっちゃうもので。」
佐藤や田中ら、出版部の人間は、案に困ったときは、書店はもちろんおもちゃ屋、はたまた家電量販店など、子ども達が集まるところに出向き、アイデアに刺激を与える。すでに、田中は来期に向け新しい企画を始動した。
田中が作っているのは、
絵本という形を借りた「おもちゃ」、いや「田中自身」
なのかもしれない。
ミキハウスのミッション
「私たちミキハウスは 子どものことを第一に考えたものづくりと、
販売をとおして、子どもを笑顔にし、家族を笑顔にし、世界を明るくします」
田中はこれまでの実経験を通して、このミッションを深く心に刻みつけた。
それは、田中のみならず、出版部、そしてミキハウス全体に通じることだろう。
ミキハウス出版部は、佐藤と田中を含めて、わずか4人。それぞれが自らの役割を解し、圧倒的なチームワークで突き進んでいる。「ピアノ」「たいこ」を超える新商品がすでに昨年発売された。そして今年も間違いなく大ヒット作が生み出されるに違いない。
田中はじめ、ミキハウス出版部は、そのミッションを胸に、一冊の絵本にかける想いを、一つの商品にかける想いを、世界中へと広めていく活動に、今後も力を入れていくことだろう。
大ヒットタイトルとなった『音の出る絵本』シリーズ、
「ピアノ」と「たいこ」を両手に携える田中。
次の笑顔の素が楽しみだ。
守るものがある強さ。強さが押し上げる気付きへの意識!
「ピアノ」と「たいこ」を開発された田中様と、出版部
部長の佐藤様のツーショット。
出版部の半分の力をお借りして(!?)、お話をお伺い
させていただきました!
ミキハウス本社は、光がとても心地よい空間。
今日も、子どもたちの笑顔のために、さまざまな
観点で、さまざまな商品が開発されています!
ミキハウスさんの絵本
、実は私自身もすごく楽しんでいるものだったんです。
絵本を通して、
子どもが笑顔になる瞬間
、
そして
その笑顔を見た大人が笑顔になる瞬間
・・・
そんな笑顔を作り出されているミキハウスさんの取材をとても楽しみにしていました!
当日は、ミキハウスさんの本社で、展示会が開催されていて、
これもまたよくお世話になっている
ミキハウスさんの商品
を
たくさん見ることができ、とても目の保養に・・・!!
取材の間も、佐藤様・田中様とも、
とても楽しくお仕事の様子などを話していただきました。
これまでに出してきた絵本、今生み出そうとしている絵本も全て、
自分の子どものような感覚なんだ、というところに、
「
ミキハウスらしさ
」が伺えます。
本当に絵本を作るのが大好きで、子どもたちの喜ぶ顔が大好きで・・・
ということが、ひしひしと伝わってきました。
また、ネットでの通信販売もされているそうですが、
同じような属性のお客様でも、絵本を求められる場合に目にされているサイトによって、
絵を描かれる作家さんが注目されたり、有名なタイトルだったりで、売れ筋が違った
というお話もお伺いさせていただきました。
市場調査の重要性と難しさを同時に感じた瞬間(!!)
でもあり、
本当に絵本のことを考えているからこそ気付くことなんだと思いました。
スピード感を持って企画を進められているミキハウス出版部ですが、
どんな反応が返ってきているのかも、重要チェック事項。
そこから、また新たな笑顔を作り出す企画につながっているんでしょうね。
とても楽しいお話をありがとうございました!
また、いろんなところでお勧めさせていただきます!!
会社名
三起商行株式会社
URL
http://www.mikihouse.co.jp
設立
1978/9/1
代表者
木村皓一
資本金
20億3000万円
商品分類
生活関連 - ファッション・アパレル・繊維
従業員数
676 名
事業所
大阪府八尾市若林町1-76-2
お問い合わせ先
広報部 : 高坂 一子
お問い合わせ電話番号
072-920-2111
お問い合わせ FAX 番号
072-920-2001
経営理念
子どもと家族の毎日を笑顔でいっぱいに
主な事業
子供服及び子どもを取りまくファミリー関連商品の企画・製造・販売、及び出版・教育・子育て支援などの文化事業
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