動画の解説

2014年8月、六本木ヒルズで「第8回キッズデザイン賞」の表彰式が開催された。子どもや子育てに配慮した製品・空間・サービスを表彰するこの賞は、年々応募数が増加し注目度が高まっている。受賞272点の中から選ばれた36点が表彰され、子どもの視点を取り入れた多彩な取り組みが集結した。

経済産業大臣賞を受賞したのは、動物の実物大を再現した図鑑シリーズを展開する学研教育出版、子どもの目線で設計された賃貸住宅「ニッケガーデンコート花水木」を手掛けた積水ハウス、そして子どもの安全をテーマに技術開発を進めるマツダ。遊び場の配置や防犯設計、事故防止の視点など、業界を超えて子ども中心の発想が形になっている。

産業界にも広がりを見せるキッズデザイン。日本の優れた技術と“思いやり”を融合した、子ども視点のものづくりの挑戦に迫る。