動画の解説

東日本大震災の教訓を世界へ――第3回国連防災世界会議が仙台で開催され、187か国・15万人規模の参加のもと、新たな国際指針「仙台宣言」が採択。防災を“国・地域の競争力”と捉え直す流れが鮮明になった。

現地ツアーでは、被災地の復興を牽引する朝市の賑わい、海岸保全と津波避難タワー、自立電源を備え避難所にもなる工場の活用、平時から機能する情報連携システム、住宅の制震・免震といった最新技術まで、ハードと運用、地域コミュニティの三位一体を体感。

防災は“建てる・備える・つなぐ”の総合力。官民連携で平時から回る仕組みを磨き、復興の現場で培われた知見を世界へ共有することが、次の命を守る。日本発の実装力で「減災の当たり前」を広げる挑戦が始まっている。