動画の解説

11月、スキンケアブランド・ニベアで知られるドイツのバイヤスドルフ社が来日し、刃物のトップメーカー・貝印株式会社とビジネスパートナーシップを締結した。ニベアがシェービング分野への参入を検討する中で、肌に最も優しくダメージの少ない方法を模索した結果、たどり着いたのが貝印の技術だった。

創業1908年、岐阜県関市で伝統と技術を磨いてきた貝印は、包丁・カミソリから医療用メスまで幅広い分野で高品質な刃物を製造。今回、ニベアが採用したのは独自の「インテリジェントフィッティングシステム」。ヘッドを360度回転させることで肌に優しく密着するシェービングを可能にし、5枚刃の精密な構造とともに世界で評価されている。

貝印は“鍛冶の精神”を大切に、ユーザーの声に耳を傾け、使う人に寄り添うものづくりを続けてきた。グローバルブランドとの提携を通じて、その技術と哲学を世界へ広げる――貝印の挑戦に迫る。